何のためのプラグインか
EC-CUBE の会員登録は、メールの URL を開けばその場で本会員になります。誰でも登録して よい店ならそれで足りますが、次のような場合は困ります。
- 卸売会員として登録されると、卸価格がそのまま見えてしまう
- 取引先かどうかを確かめてから受け入れたい
- 与信を通してから掛売りを許したい
このプラグインは、本会員化の URL を会員ではなく管理者へ送ります。 登録した人は 仮会員のまま待ち、管理者が URL を開いて初めて本会員になります。
動作の流れ
- 会員は仮会員として登録される
- 会員には「仮会員登録のお知らせ」が届く(本会員化の URL は入りません)
- 管理者には「会員登録の承認を行ってください」が届く(本会員化の URL はこちら)
- 管理者が URL を開くと本会員になる
会員は自分で本会員になれません。 本会員化の URL は管理者宛てのメールにしか 入らないためです。

完了ページの文言も変えられます(下記)。
既定は「登録した全員」です
有効にした時点で、フロントからの会員登録はすべて承認待ちになります。そのうえで 「一般の会員登録は今までどおり通したい、取引先や卸売だけ審査したい」という店は、 基本設定で一般の会員登録を承認制から外せます。
稼働中の店に入れるときは注意してください。 有効にした瞬間から、登録した人には 本会員化 URL の入らないメールが届き、管理者が承認するまで誰も本会員になれません。 一般の会員登録を通したい店は、有効化と同時に基本設定を切り替えてください。

誰を承認制にするかの決まり方
上から順に見て、最初に決まったものを使います。
| 決め方 | 条件 | 要るもの |
|---|---|---|
| 取引先の申し込み | 取引先登録ページ(/entry/company)から登録された会員 |
取引先の申し込み |
| 会員グループ | 印を付けたグループに属する会員 | 会員グループ管理 |
| 一般の会員登録 | 基本設定で外していれば、ここまで決まらなかった会員を素通しにする | — |
| 最後の受け皿 | 登録した全員 | — |
どれも決められなければ、承認が要るものとして扱います。 素通しにすると、承認制の つもりで誰でも本会員になれる状態に気づけません。
取引先だけを審査したい店は、会員グループの設定が要りません。 取引先の申し込みの取引先登録ページから来た申し込みは、 それだけで審査の対象になります(取引先アカウント管理 4.4.2 までは土台の機能でしたが、 4.4.3 で取引先の申し込みへ移りました)。一般の会員登録を 承認制から外しておけば、「法人の申し込みには審査を挟み、個人の会員登録は素通し」という 運用になります。
承認をやり直したいときは、会員一覧の再送ボタンから管理者宛ての承認依頼メールを 送り直せます。

会員グループで絞るなら、そこへ入る経路も要ります
一般の会員登録を承認制から外したうえで会員グループに印を付ける場合、会員登録の 時点でそのグループへ入っていないと、判定が一度も真になりません。 承認しているつもりで 素通しになります。
経路は次のどちらかです。
| 経路 | 設定 |
|---|---|
| 取引先の申し込み | 会員グループの「取引先登録で割り当てる」 |
| 会員登録拡張アドオン | 会員グループの「会員登録時に会員グループ登録」または「会員登録で選択できる」 |
掛売りの取引先を承認制で受けるなら前者です。取引先登録ページからの申し込みを 仮会員で止め、与信を確認してから本会員にできます。
経路が1つも無いまま承認制にすると、保存時に警告を出します。出るのは一般の会員登録を 承認制から外している店だけで、警告は保存を止めません。独自の会員登録を持っている 環境もあるためです。
旧プラグインからの乗り換え
会員グループ承認制プラグイン(CustomerGroupApproval44 / ApproveCustomer 系)を 使っている店は、必ず先に旧プラグインを無効化してから、このプラグインを インストールしてください。 どちらも会員グループに同じ名前の判定を足すため、 両方を有効にするとサイト全体が致命的エラーで停止します。
承認制の設定は引き継がれません。乗り換えたら、承認制にするグループへ会員グループ 編集画面で改めて印を付けてください。
できないこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 却下の操作 | ありません。本会員にしないまま放置するか、会員を削除してください。お断りメールも用意していません |
| 承認待ちの一覧画面 | ありません。承認は管理者宛てメールの URL から行います。会員一覧で会員種別を仮会員に絞れば探せます |
| 仮会員登録が無効な店 | 本体の仕組みに乗っているため使えません。有効にしようとした時点でエラーになります |
外したときの挙動
無効化すると、追加した完了ページとメールの文面は取り除かれます。 基本設定は無効化では消えません。 消すと、再び有効にしたときに設定が既定へ戻り、 全員の会員登録が止まるためです。削除するとすべて取り除かれます。
画面の文言を変える
完了画面の文言は、テンプレートの写しを app/template/plugin/CustomerApproval/ に置いて変えます。
管理画面では直せません(プラグインテンプレート編集プラグイン 4.4.1 から。直した履歴が
残らないためです)。写しは git で控えを残してください。
置くのは直したいファイルだけです。置いていないものはプラグインの中の原本が使われるので、 テーマを変えても写し直しは要りません。 プラグインを更新しても写しは残ります。原本が 変わったときは、差分を見て取り込みます。
ページ管理の編集欄からは直さないでください。 本体は保存するとき必ずテーマ配下へ書くので、 **「保存できたのに画面が変わらない」**状態になり、以後プラグインを更新しても反映されません。 プラグインテンプレート編集プラグインを入れておくと、この欄を伏せ、本体が書いた写しを その場で消します。
メールの文面も同じです。 件名は 設定 → メール設定 から直せますが、本文は テンプレートの写しを置いて直します(件名だけはテンプレートではなくマスタの項目のためです)。
動作要件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| EC-CUBE | 4.4 系 |
| PHP | 8.2 / 8.3 |
| 依存プラグイン | なし(単体で動きます) |
| 店舗設定 | 仮会員登録が有効であること |
差し替えられるところ
主要な処理はインターフェースとして切ってあります。実装を差し替えれば動きが変わります。 自社の商習慣に合わない部分があれば、まず差し替えで済むかを確かめてください。
AI に書かせられます。このプラグインには CLAUDE.md と docs/extension-samples.md が 同梱されていて、差し替え口ごとにそのまま使えるサンプルが載っています。 やりたいことを日本語で伝えれば、AI コーディングツールが実装を書きます (くわしく)。
| インターフェース | できること |
|---|---|
ApprovalTargetInterface | 承認が要るかどうかの判定を、自前の条件にする |
入手する
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買い切りです。月額はかかりません。予定価格 税抜 50,000 円。
予定価格です。オーナーズストアでの販売開始時に変わる場合があります。
この条件で回るか、確かめてから決めてください
締め日、支払サイト、請求書の様式、会計ソフトへの受け渡し。合うかどうかは商習慣によって変わります。やりたいことを書いて送ってください。