EC-CUBE で B2B
構築を相談する

プラグイン一覧 / 取り寄せ・分納

取り寄せ・分納プラグイン

在庫が足りなくても注文を受けて取り寄せ、出せる分から先に出荷できるようにします。入荷予定日を入れて会員へ納期を回答できます。

単体で動きます。他のプラグインは要りません。

何のためのプラグインか

EC-CUBE は在庫の範囲でしか買えません。 卸売では「いま2本しかないが、5本の 注文を受けて残りは取り寄せる」が普通の商いです。そのままだと取引先は買えず、 電話とメールに戻ります。

このプラグインは、在庫を超える注文を受けられるようにして、出せる分だけ先に 出荷できるようにします。

カートの表示

カートと購入手続きに「このうち n 点はお取り寄せになります」と出ます。

主な機能

機能 内容
取り寄せ受注 商品ごとに「在庫を超える注文を受ける」を決めます
納期の目安 商品ページに「納期の目安 7 日」を出します
足りない数の記録 受注のときに、何点足りなかったかを明細に残します
分納 出せる分と取り寄せ分に、出荷を分けます
入荷予定日 取り寄せ便ごとに入れます
納期の回答 会員へメールで知らせます。件名も本文も管理画面から直せます
受注一覧の印と絞り込み 取り寄せのある受注が一覧で分かります。状態で絞れます
ホームの未対応 残作業の件数を管理画面のホームに出します

在庫はマイナスになりません。 出せる分だけ引いて、足りなかった数は明細に 記録します。在庫の数字が「いま倉庫にある数」のまま読めます。

買う前に伝えます

あとから「入荷待ちです」と連絡するのは遅い。在庫があると思って発注した取引先は、 その日付で現場を組んでいます。

画面 出るもの
商品ページ お取り寄せできます(納期の目安 n 日)
商品一覧・商品ページの数量欄 在庫0でもカートに入れられます
カート 行ごとに「このうち n 点はお取り寄せになります」
購入手続き 便ごとに、取り寄せになる明細
注文履歴 お取り寄せ分(入荷予定 ◯/◯)

注文履歴

分けたあとの注文履歴。取り寄せ便には入荷予定日が出ます。

在庫の数そのものは取引先に見せません。 見せるのは「何点が取り寄せになるか」です。

取り寄せできる商品は検索避けにしません。 本体は在庫切れの商品に noindex を 付けますが、買える商品を検索から外す理由がありません。

使い方

1. 商品に取り寄せを許す

商品管理 → 商品編集 → 取り寄せ設定。

取り寄せ設定

「在庫を超える注文を受け付ける」にチェックを入れると、その商品は在庫が0でも 注文できます。納期の目安を入れると、商品ページに日数が出ます。

取り寄せの可否は商品ごとです。 在庫は規格ごとですが、取り寄せられるかどうかは 仕入れ先との関係で決まるので、色やサイズで変わることはまずありません。

在庫無制限の商品では何も起きません。 あちらは在庫を数えないので、足りない分も 出てきません。

2. 残作業に気づく

管理画面のホームに「未対応」として件数が出ます。押すと、その件数のまま絞り込まれた 受注一覧が開きます。

管理画面ホーム

残作業は2段階あるので、行も2つに分けています。

行 次にやること
取り寄せ(出荷を分ける) 仕入れ先に確かめて、出せる分と分ける
取り寄せ(納期を答える) 入荷予定日を入れて、取引先へ送る

0件のときは行が出ません。 常に「0」が並ぶと目が慣れて見なくなります。

3. 取り寄せのある受注を見つける

受注一覧に印が出ます。どれに手を付ければよいかで見た目が変わります。

印 意味
取り寄せ まだ出荷を分けていない。次にやること
入荷待ち 分けたが入荷予定日が入っていない。取引先に答えられていない
入荷 10/15 入荷予定日を答えてある

受注一覧

印は出荷ごとに付きます。 受注一覧は1行が1つのお届け先なので、分けたあとは2行に なります。すぐ出せる便には印が付きません。

詳細検索の「取り寄せ」で絞り込めます。「まだ分けていない」を選べば、いま対応が 必要な受注だけが出ます。

4. 店が分けて、納期を答える

受注管理 → 受注編集に「取り寄せの管理」への案内が出ます。

取り寄せの管理

  1. 出せる分と取り寄せ分に分ける … 本体の複数出荷として分かれます
  2. 入荷予定日 … 仕入れ先に確かめて入れます
  3. 納期を回答する … 会員へメールを送ります

分けたあとは、在庫のある便を先に出荷登録できます。送料は増えません。 商品の明細だけを動かし、送料の明細は動かしません。

先に出せる商品が1つも無いときは、お届け先を増やしません。 在庫が0で全部が 取り寄せなら、先に出すものがありません。その便をそのまま取り寄せ便として扱い、 入荷予定日を持たせます。中身の無い便を作ると、受注一覧に同じ受注が2行並びます。

何度押しても増えません。 分け終わった受注でもう一度押すと「分ける取り寄せ分が ありませんでした」と出ます。

分けるのは手動です

受注のときに自動で分けません。 分けるのは、店が仕入れ先に確かめて「いつ入るか」が 決まってからです。先に分けると、入荷予定の入っていない便が受注のたびに増えます。

倉庫へ渡す指示から入荷前の便を外せます

出荷CSVに**「取り寄せ便」と「入荷予定日」**を出せます。設定 → CSV出力項目設定で 「出力する」側へ移してください。既定は出力しません。

取り寄せ便 入荷予定日 意味
0 空 すぐ出せる
1 2026/10/15 その日以降に出せる
1 空 入荷日が決まっていない

絞り込みを忘れて CSV を落としても、この2列があれば倉庫側で見分けられます。

詳細検索の**「入荷前の便を除く」**にチェックを入れると、まだ出せない便が一覧から 消えます。出荷CSVは受注一覧の検索条件をそのまま使うので、この状態でCSVダウンロード すれば、倉庫へ渡す指示から入荷前の便が外れます。残るのは、取り寄せでない便と、 入荷予定日が今日までに来ている取り寄せ便です。

入荷予定日の入っていない取り寄せ便は外れます。 いつ出せるか決まっていない便を 倉庫へ回しても、出しようがありません。自動では外しません。 金額の集計など、 全部を見たい場面もあります。

在庫はマイナスにしません

取り寄せ分は在庫を引き落とさず、足りなかった数を明細に記録します。

マイナスを許すと、在庫の数字が「いま倉庫にある数」でも「引き当て済みを引いた数」 でもない、誰も読めない数になります。棚卸しとも合わなくなります。

商品 引く数 記録する数
在庫無制限 触りません 0
取り寄せを許した商品 在庫と数量の少ないほう 数量 − 引いた数
それ以外 数量(足りなければ買えません) 0

記録した数は受注のときのまま動きません。 在庫はそのあと入荷でも他の注文でも 動きます。いま引き直すと「あのとき何点足りなかったのか」が消えて、分ける根拠が なくなります。キャンセルで戻すのは引いた分だけです。

知っておいてほしい仕様

項目 内容
管理画面から数量を増やせるのは在庫の範囲まで 受注編集で在庫を超える数量に変えると、本体の在庫チェックが止めます。取り寄せを増やしたいときは、別の受注として受けてください
本体の在庫チェックを3か所差し替えます カート・購入手続き・在庫の引き落とし。取り寄せを許していない商品は、これまでとまったく同じ経路を通ります
分けた便が引き継がないもの 出荷日・送り状番号・お届け予定日・メール送信日
テーブルは増やしません 商品・受注明細・出荷に列を足します

差し替えの例

取り寄せてよいかの判定は1か所に集めてあります。条件を足すと、カート・購入手続き・ 在庫の引き落とし・画面表示のすべてに同時に効きます。

#[AutoconfigureTag(BackorderPermissionInterface::TAG)]
class PrepaidOnly implements BackorderPermissionInterface
{
    public function isAllowed(ProductClass $ProductClass, ?Customer $Customer): ?bool
    {
        return null === $Customer ? false : null; // null は「何も決めない」
    }
}

拒否が勝ちます。 1つでも不可を返せばそこで不可で、true を返しても商品側で 許していないものは売れません。条件を足すプラグインを2つ入れても、両方が効きます。

納期回答メールの宛先も足せます(RecipientProviderInterface)。既定は注文したメール アドレス1件なので、担当者が入れた注文の納期を購買部にも届けたいときに使います。

動作要件

項目 内容
EC-CUBE 4.4 系
PHP 8.2 / 8.3
データベース MySQL 8 / PostgreSQL 13 以上
依存プラグイン なし

差し替えられるところ

主要な処理はインターフェースとして切ってあります。実装を差し替えれば動きが変わります。 自社の商習慣に合わない部分があれば、まず差し替えで済むかを確かめてください。

AI に書かせられます。このプラグインには CLAUDE.md と docs/extension-samples.md が 同梱されていて、差し替え口ごとにそのまま使えるサンプルが載っています。 やりたいことを日本語で伝えれば、AI コーディングツールが実装を書きます (くわしく)。

インターフェースできること
BackorderPermissionInterface取り寄せを受ける相手を絞る(前払いの取引先だけ、この会員グループだけ、など)
RecipientProviderInterface納期回答メールの宛先を足す(担当者と購買部の両方へ送る、など)

入手する

オーナーズストアで購入

買い切りです。月額はかかりません。予定価格 税抜 50,000 円。

予定価格です。オーナーズストアでの販売開始時に変わる場合があります。

販売ページの準備ができ次第、ここに載せます。

導入を任せる

サーバーの用意から EC-CUBE の設置、プラグインの導入と設定まで請け負います。 商習慣に合わせた作り足しもご相談ください。

この条件で回るか、確かめてから決めてください

締め日、支払サイト、請求書の様式、会計ソフトへの受け渡し。合うかどうかは商習慣によって変わります。やりたいことを書いて送ってください。