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会員グループ価格管理プラグイン
会員グループごとに価格・掛け率・割引率・まとめ買いの値引きを設定できます。同じ商品ページでも、見る人によって値段が変わります。
会員グループ管理プラグインのアドオンです。先にそちらを入れてください。
取引先アカウント管理は必須ではありません。入れている場合だけ機能が増えます。
何のためのプラグインか
卸売では、同じ商品でも相手によって値段が変わります。EC-CUBE の価格は商品ごとに1つ なので、そのままだと次のことができません。
- 卸売会員にだけ卸価格を出す
- 取引量の多い会社にだけ、さらに安い価格を出す
- まとめ買いのときだけ単価を下げる
このプラグインは会員グループごとに価格を決められるようにします。同じ商品ページを 見ても、ログインしている人によって値段が変わります。
主な機能
| 機能 | 決め方 | 効き方 |
|---|---|---|
| 会員グループ価格 | 商品規格ごとに金額を直接入れます | その金額を売価にします |
| 掛け率(卸売価格) | 会員グループに率を入れます | 元価格 × 掛け率% を売価にします |
| 割引率 | 会員グループに率を入れます | 元価格 ×(100 − 割引率)% を売価にします |
| ボリュームディスカウント | 商品ごとに「数量」と「割引率」を入れます | 注文時に値引き明細を足します |
| CSV 一括登録 | 商品規格 × グループの金額 | 管理画面から取り込みます |
前の3つは表示価格そのものを変えます。ボリュームディスカウントだけは価格を変えず、 注文に値引きの明細を足します。
値段の決まり方
1人の会員に複数の設定が当たることがあります。上から順に見て、最初に見つかったものを 使います。
| 順 | 設定 | どこで決めるか |
|---|---|---|
| 1 | 会員グループ価格 | 商品規格 × グループの金額 |
| 2 | 割引率 | グループの率 |
| 3 | 掛け率 | グループの率 |
金額を直接入れたものがいちばん強いと覚えてください。率よりも個別の金額が優先 されます。「基本は15%引き、この商品だけは特価」という運用ができます。
ボリュームディスカウントはこの順位とは別枠です。どの売価が選ばれても、その上から 数量に応じた値引きが乗ります。
割引率と掛け率は同時に入れられない
同じ会員グループに両方を入れることはできません。保存しようとするとエラーになります。 考え方が逆だからです。割引率は「元価格から何%引くか」、掛け率は「元価格の何%にするか」。 両方入れると、どちらのつもりだったのか読み取れなくなります。
画面
商品ごとの会員グループ価格
商品規格ごとに、グループの数だけ金額の欄が並びます。空にすると、そのグループには この価格を使いません。

会員グループの割引率・掛け率
商品ごとに金額を入れずに、グループ全体へ率で効かせたいときに使います。商品を1件も 触らずに、そのグループの会員全員へ効きます。

ボリュームディスカウント
会員グループごとに「何個以上で何%引き」を並べます。段はいくつでも足せます。 「10個以上で5%」「50個以上で10%」と並べたとき、30個なら5%、50個なら10%です。
規格が分かれていても数量は合算します。 Sサイズ2個とMサイズ3個なら5個として 判定します。

フロントでの見え方
未ログインだと通常価格です。会員グループ価格を決めたグループの会員でログインすると、そのグループの価格になります。 元の価格も残るので、いくら安いのかが伝わります。

カートの単価は購入手続きで引き直します
カートに入れたあとに会員グループ価格を変えた場合、カートの単価も新しい価格に揃います。 「価格が変更されました」という警告は出ません。
会員グループ価格は誰が買うかで変わるため、値段が変わったのか、見る人が変わったのか (未ログインでカートに入れたあとログインした、など)を区別できないためです。警告を 出すと、ログインしただけで「価格が変更されました」と言われることになります。
値引きは消費税の対象から外します
ボリュームディスカウントの明細は不課税(税率0)で作ります。値引きは消費税法上 「対価の返還等」に当たり、値引き分は課税対象から外れるためです。値引き後の金額が 課税対象になります。このため、EC-CUBE 標準の「課税値引き合計」には含まれません。
値引き明細は、複数の商品が対象になっても1注文に1行にまとめます。標準のクーポンと 同じ方針です。値引額は 税込単価 × 数量 × 割引率 / 100 で出し、端数処理は店舗の 税ルール(切り捨て・切り上げ・四捨五入)に合わせます。
CSV でまとめて登録する
商品管理 → 会員グループ価格CSV登録 から取り込みます。必須列は商品規格ID・
会員グループID・会員グループ価格(0 以上の数値)で、削除フラグに D を入れると
その価格を削除します。1件でもエラーがあると全件が取り消されます(行番号付きで
表示されます)。
会員グループや商品が削除できなくなったら
他のプラグインを入れたときにスキーマが再構築され、外部キーの設定が既定に戻ることが あります。この状態だと、価格を設定した商品を削除しようとして「関連するデータがあるため 削除できませんでした」になります。
このプラグインを無効化して、もう一度有効化してください。 有効化のときに外部キーを
張り直します。doctrine:schema:update や eccube:plugin:schema-update では直りません。
できないこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 値引きはカート画面に出ません | 注文手続き画面以降で明細として現れます。カートの合計と手続き画面の支払金額が食い違って見えるので、まとめ買いの案内文をカートに置くことをおすすめします |
| ボリュームディスカウントは商品単位 | 規格ごとに違う割引率は設定できません。数量は規格をまたいで合算します |
| 通貨は JPY のときだけ | 率で計算する前提のため、店舗の通貨設定が JPY 以外だと管理画面に出ません |
| 複数グループに属する会員 | 最初に該当したグループの設定を使います。どれが「最初」かは会員グループ一覧の並び順で決まります |
動作要件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| EC-CUBE | 4.4 系 |
| PHP | 8.2 / 8.3 |
| 必須プラグイン | 会員グループ管理(ec-cube/customergroup44)が有効であること |
取引先アカウント管理を入れている場合、担当者は取引先の 会員グループを引き継ぐので、担当者全員に同じ卸価格が出ます。
差し替えられるところ
主要な処理はインターフェースとして切ってあります。実装を差し替えれば動きが変わります。 自社の商習慣に合わない部分があれば、まず差し替えで済むかを確かめてください。
AI に書かせられます。このプラグインには CLAUDE.md と docs/extension-samples.md が 同梱されていて、差し替え口ごとにそのまま使えるサンプルが載っています。 やりたいことを日本語で伝えれば、AI コーディングツールが実装を書きます (くわしく)。
| インターフェース | できること |
|---|---|
PriceResolverInterface | 価格の決め方を足す(数量で単価を変える、など)。優先度の高いものから見て、最初に名乗り出た1本を使う |
入手する
オーナーズストアで購入
買い切りです。月額はかかりません。予定価格 税抜 50,000 円。
予定価格です。オーナーズストアでの販売開始時に変わる場合があります。
この条件で回るか、確かめてから決めてください
締め日、支払サイト、請求書の様式、会計ソフトへの受け渡し。合うかどうかは商習慣によって変わります。やりたいことを書いて送ってください。